愛らしい姿と大人顔負けの演舞に拍手喝采-郷土芸能の夕べ子どもの日公演

郷土芸能の夕べ「子どもの日公演」は子どもたちが主役

郷土芸能の夕べ「子どもの日公演」は子どもたちが主役

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 郷土に伝わる芸能を学ぶ子どもたちによる「子どもの日公演」が5月1日、石垣市民会館中ホール(石垣市浜崎町)で開かれた。主催は郷土芸能の夕べ運営委員会。

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 同公演は、三線、笛、太鼓、琴、舞踊など伝統芸能を受け継ぐ子どもたちが日頃の稽古の成果を発表する場として2000年からスタートし、今回で11回目を迎えた。地謡(じかた=伴奏)や司会進行まで子どもたち自身が担当するのが特徴で、今年は16団体、約200名が出演した。

 3部構成で行われた公演は、八重山古典民謡保存会・横目博二研究所、同箏曲保存会・横目貞子研究所による斉唱「デンサー節」「つぃんだら節」で幕開けした後、「うるずん」「桃里節」「真謝井戸」「マミドーマ」などの八重山舞踊、真地米子太鼓研究所によるエイサー「仲順流りー」、玉城流翔節弘子乃会平田弘子琉舞道場による「あやはべる節」など多彩な演目が披露された。

 その内、創作舞踊「ミルクムナリ」を踊った正調正風会赤山正子八重山民俗舞踊練場の子どもたちは、石垣市出身の歌手・日出克さんの曲に合わせた太鼓の力強い演舞を見せ、賛助出演の白保こども棒術は、大人顔負けの気合いの入った棒術で観客から喝采を浴びた。

 愛らしい笑顔を見せながら、ステージで堂々と演じた子どもたち。姪の踊りを見に来たという女性は「子どもたちはひとり一人表情が違ってかわいらしい」と眼を細めながら見ていた。

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