「いつの世までも」ミンサーを後世に-デザインコンテストなどを企画

あざみ屋40周年記念事業第2弾、2011年2月28日まで募集。

あざみ屋40周年記念事業第2弾、2011年2月28日まで募集。

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 あざみ屋・ミンサー記念事業委員会(波照間永吉委員長)は5月3日、「あざみ屋40周年記念事業第2弾」を発表した。

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 八重山の伝統工芸品である「ミンサー織」の製造・加工などを手がける「あざみ屋」(石垣市登野城、TEL 0980-82-3473)は2011年に創立40周年を迎える。その節目の事業として、昨年はミンサーの特徴や歴史、織りの技術などをまとめた「ミンサー全書」を発刊。今回はそれに続く企画となる。

 第2弾のタイトルは「4つのミンサー大募集」。八重山ミンサーの特徴である「いつの世までも末永く」との心が込められた「5ツ・4ツ」の絣模様をテーマに、さまざまな作品を約1年かけて集めようというもの。 

 実施するのは、「ミンサー・テキスタイルデザインコンテスト」「『ミンサーのある風景』フォトコンテスト2011」「古いミンサー大集合」「ミンサー柄を見つけよう」の4企画。デザインコンテストではミンサー柄を用いた斬新なテキスタイルデザインを募集。優秀作品を表彰し、あざみ屋の商品として製作する。フォトコンテストではミンサー織りの現場、暮らしの中のミンサー、ミンサー商品など、「ミンサーのある風景」をテーマにした写真を募集する。

 古いミンサーについては、2000年までに各地で製作されたミンサー生地や製品を募集。これは将来のミンサー博物館の展示対象となる。ミンサー柄の募集は、看板や建物の壁、商品パッケージなどに使われている5ツと4ツのミンサー柄を見つけて画像を投稿し、締め切り期間までに集めた作品数を競うもの。撮りためた作品数の多い順から10人を表彰する。

 いずれも募集は2011年2月28日まで。同年5月4日(ミンサーの日)に授賞式を行う。同社では「この企画はミンサーの有形・無形価値の振興を図るものであり、これによりミンサーが更に多くの人に愛され、使用されることによって地域振興に寄与したい」としている。

問い合わせは、あざみ屋・みんさー工芸館管理業務部まで。

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