石垣島から日本最大のバイクレース「コカ・コーラ ゼロ 鈴鹿8時間耐久ロードレース」に2008年から挑戦しているレーシングチーム「石垣島マグロレーシング with 海人モトバム」が今年も参戦する。
同チームは石垣島を訪れたバイクレースチームの監督が、八重山漁協協同組合青年部から「石垣島で通年揚がるマグロは海最速の魚で、エラの構造から止まると呼吸ができなくなり死んでしまう回遊魚だ」という話を聞いたことから誕生した。「日本最速のバイクでサーキットを回り続け、止まるとリタイヤになってしまう鈴鹿8時間耐久レースと同じ」と、石垣島マグロをPRする企画として同青年部や地元企業からの協力を得て参戦に至った。
初めて参戦した2008年は経験不足から予選落ち。翌2009年は途中降りだした雨で転倒し、バイクが炎上するというアクシデントに見舞われながらもバイクを修理してレースに復帰。規定の周回数に達せず公式記録には残らなかったものの目標の完走を果たした。
石垣島マグロをテーマにしたチームは目を引き大きな話題となった。今年はオートバイロードレース専門雑誌「ライディングスポーツ」での4カ月連続の特集記事掲載も決定しているなど早くも注目を集め、石垣島のPRに一役買っている。
本番は7月22日~25日。石垣島8耐チャレンジ実行委員会石垣島マネジャーの上原行浩さんは「今年はより強力なライダーをラインアップして挑戦する。石垣島をPRする活動を継続していくためにも協賛をお願いしたい」と協力を呼びかける。