石垣市は6月1日、市民のニーズに迅速に応える「すぐやる課」を新しく開設した。
同課は、市民が市に相談や問い合わせをしたい時に、市役所のどこに言えばいいかわからない場合に対応する。市民からの申し出や要望を聞き、市でできるものに関しては担当する所管課に引き継ぎ解決を目指す。国や県が所管の場合はその旨を案内する。
担当職員は3人。開設を前に先月27~29日に同課がある東京都葛飾区と世田谷区を訪れ、現場の対応や運用について学んだ。
当日、同課がある市役所2階で設置式を行い、中山義隆石垣市長は「市民の多様なニーズに対応できる市役所の顔になると思う。迅速に対応できるようにしたい。ただ『なんでもやる課』ではないので、市に対する苦情、相談窓口として市民の皆さんには認識してもらい、活用してほしい」とあいさつ。
半嶺重行すぐやる課長は「わたしたちは迅速な対応、市民視点での対応、責任ある対応を目標にやっていきたい」と述べ、「すぐにできるものと時間がかかるものがあるので、いつごろまでにできるか期日をしっかり伝えることが大切だと思う」と話す。
最後には中山市長が同課の電話番号を、感嘆を表す方言を交えた「はっさ、すぐやる」の語呂合わせで「83-3986」と紹介。同課は3月20日に就任した中山市長の肝いりだけに、報道陣のカメラにも満面の笑みを見せていた。