デイゴヒメコバチによる被害が深刻な竹富島のデイゴを救おうと7月4日、「でいごチャリティー音楽祭」(竹富島のデイゴを救おう実行委員会主催)が竹富町中学校グラウンドで開かれ、1,000人を超える観客が集まった。
デイゴは沖縄の県花。南国を象徴するような深紅の花が特徴で、昔から歌に歌われるなど県民に愛されている。3~4月に咲く姿は本土のサクラ同様、春の訪れを告げるものだが、近年は木に害をもたらすデイゴヒメコバチの猛威によって葉は枯れ落ち、立ち枯れてしまうなど花を見ることが難しくなった。そのため竹富島では島民挙げて防除を行うことを決定。だが薬剤だけで1回に付き200万円を超える経費が必要なため、広く募金を呼びかけるなどしてデイゴをよみがえらせるための活動を行っている。
同音楽祭は防除資金造成を目的に開かれ、竹富島出身の日出克さんをはじめ、新良幸人さんと下地勇さんのユニット「SAKISHIMA meeting(サキシマミーティング)」、ノーズウォーターズ、やちむん、東里明斗、竹富ぶなる会(婦人会)と八重山・宮古島出身のアーティストが勢そろい。名古屋から来島した「あかゆらクラブ」も一緒にステージを盛り上げ、集まった人たちはデイゴ再生への思いを込めて募金に協力した。
同実行委員会では募金やチラシ配布への協力を呼びかけている。詳しい内容は公式ホームページで確認できる。