3月に開催された「第2回沖縄国際映画祭」で上映した長編映画「二ライの丘 ～A Song of Gondola～」の石垣島上映会が9月5日、石垣市民会館（石垣市浜崎町）で行われる。

　同作品は沖縄県北谷町と吉本興業が共同製作した作品で、沖縄芝居の名優・大宜見小太郎さん（1919～1994）が作った人情喜劇「丘の一本松」をモチーフにしている。同芝居は1941（昭和16）年に大阪で初演され、戦後、北谷の言葉に直して沖縄で上演され大ヒット。以後、千回以上上演された人気の芝居で、大宜味さん自身も映画化を熱望していたとされている。

　メガホンを取った大城直也監督は、父と子の葛藤（かっとう）やきずなを描いた物語を、その関係性はそのままに舞台を現在の沖縄に置き換えてストーリーを展開。登場人物のほとんどがウチナーンチュ（沖縄出身者）で、沖縄に暮らす人々の日常に近い風景がスクリーンに映し出される。

　上映開始は11時30分、14時、16時30分、19時の4回。当日は同作品に特別出演した、お笑い芸人「次長課長」の河本準一さんが16時30分の上映前に舞台あいさつを行う。

　前売り券は、大人＝1,200円、大高校生＝1,100円、小中学生＝800円。当日券は、一般＝1,600円、シニア＝1,100円、大高校生＝1,300円、小中学生＝1,000円、幼児＝600円、障害者割引＝800円。前売り券はタウンパルやまだ、TSUTAYA石垣店、ココストア各店などで販売している。