石垣で11月20日、「道路に花を in Welcome Road 2010」と題した植栽イベントが行われ、市民や観光客が国道沿いに2万鉢のパンジーを植えた。主催は沖縄県八重山土木事務所。
同事務所が企画する「ロードプラスプロジェクト」の一環。道路管理者だけが道路整備を考えるのではなく、生活する人、利用する人のアイデアをプラスして、一緒に使いやすく、管理しやすい道路にしていこうという新しい取り組みで今回がその第1歩。環境について考える「石垣島アースライド」とタイアップして実施した。
植えたのは石垣空港から市街地にある730交差点までの全長2.5キロ。市民だけでなく、観光客のほとんどが利用する国道バイパスでウェルカム・ロードとも呼ばれている。そこでレンタカー会社やホテルにもチラシを配って観光客にも参加を呼びかけ、アースライドの参加者も植え付けを行った。
同事務所主任の島袋寛之さんは「これまで道路整備は業者や管理者だけが携わってきたが、美化についてみんなで考え、生活や観光の質を上げていくことが大切だと思い企画した。観光客には思い出になると思うし、市民が生活と道路の結びつきを考えるきっかけになってくれれば」と期待を寄せる。
スタートしたばかりのプロジェクトだが、今後市民の意見などを取り入れて進める予定だという。