最新レーンを導入したボウリング場「石垣あやぱにボウル」が12月1日、石垣市新川にオープンした。
30レーンを備えたボウリング場は最新設備。アプローチやレーンは最新技術で造られ、レーンをクリーニングしオイルを塗るメンテナンスマシンは全自動。オイルを塗るパターンも幾通りにも変えられる。スコアはコンピューターで管理し、同じメーカーの機械があるボウリング場なら遠隔地でもネットワーク対戦することもできる。さらに、子どもたちも楽しめるよう、どのレーンもガターなしにすることができ、最も軽い6ポンドのハウスボールは持ちやすい5つの穴があるものを用意する。地元になじみ、親しまれるよう内装は石垣島の空と海をイメージした色使いで、各レーンにもイソギンチャク、サンゴ、クマノミ、ニライカナイ、マンタなどの名前を付けている。
運営する創夢(那覇市)の高良盛一社長は「八重山のボウラーの皆さんともコミュニケーションを取り、施設のニーズを感じている。十分に練習できる環境なので、選手育成や新しいファンの獲得につなげたい」と期待を寄せる。プロボウラーも注目していて、大会開催も期待できることから「誘客、地域活性化に貢献できれば。雨の日でも楽しめる場所なので、地元の皆さんにはもちろん観光客にも喜んでもらいたいと思い最新設備をそろえた」とも。
施設内にはゲームコーナーやハンバーガー、ジェラートなどが食べられる軽食コーナー、ボウリング用品を取り扱うプロショップも併設。今後は居酒屋も開店する予定。
当日はエイサーの演舞やテープカットでグランドオープンを祝った。その後、列を作って待っていた人たちであっと言う間にレーンが埋まり、さっそくピンをはじく音や歓声が響いた。エイサーを踊った和琉風(とりかじ)のメンバーも体験。リーダーの岩崎一樹さんは「演舞もできて、最初に利用できるなんて光栄。これまであまりボウリングはしなかったが、面白いしみんなが集まれる場所なので利用したい」と話していた。那覇から訪れ見学していた女性は「素晴らしい施設で、はやりそう」とも。
1ゲームの料金は、一般大人=500円、高校生以下=450円。会員になると割引料金で利用できる。営業時間は10時~深夜2時。