「日本最南端!八重山の海びらき2011」が3月21日、石垣市川平の底地海水浴場で行われた。東日本大震災に配慮しアトラクションを中止。関係者が海の安全を祈願した。
これまで海開きは、八重山のシーズンインを国内外に発信するものとしてアトラクションなどにぎやかに行われてきた。しかし11日に発生した震災の被害が甚大であることを考慮し、本来の目的である海の安全祈願のみを行うこととした。
当日は10時から川平の4人の神司が神事を執り行い、その後、参列者全員で被災者に対して黙とうをささげた。八重山ビジターズビューロー会長の中山義隆石垣市長は「八重山でもシュノーケリングなどで命を落とされる方がいる。今年は八重山の海を本当の意味で楽しんでいただけるようしっかりと安全な遊び方を伝えていきたい。八重山で多くの観光客が癒やされ、地元の人の憩いの場となるよう願う」とあいさつ。続いて川平小中学校6年生5人が海開きを宣言した。
なお毎年海開きに合わせて行われるミス八重山の発表は、同日午後に市内のホテルで行われた。2011年度第32代ミス八重山に選ばれたのは、友利都也子さん(ミス南十字星)、黒島美希さん(ミス星の砂)。2人は1年間、観光親善大使として八重山の観光をPRする。