毎年1月に開催される「石垣島マラソン大会」を女性の視点で見つめ、新たな企画を提案していこうという市民グループ「ZOZOパリ・ミラ石垣島」が発足した。
会の名前は島の方言に由来する。「ZOZO(ぞぞ)」=「さぁ、さぁ」、「パリ」=「走る」、「ミラ」=「~しよう」で「さぁ、走ってみよう」と盛り上げ、またパリやミラノを連想させる響きで「世界に発信していこう」という思いが込められている。
来年1月22日に行われる同大会は10回の節目。スターターを公募するなど新しい試みで大会の魅力を発信していく。特に今回は女性向けのファッション・ライフスタイル誌「FRaU(フラウ)」が9月号で特集を組み、ツアーを募集して約200人が参加することもあり、女性が走りやすい環境づくりにも力点を置く。
同会のメンバーはファッションやエステ店などの経営者、観光業者、実際に走るランナーなど20人。女性だけでなく、男性と共にアイデアを練っていく。「観光客にもアピールできる斬新なアイデアが出せたら。疲労回復や美容にいい素材が島にはある」と会長の金城弘美さん。「マラソンを観光資源と考え盛り上げていくにはみんなでアイデアを出し合い、参加する体制作りが必要。石垣島マラソンは一年で最初の大会。独自のサービスを提供することで『この大会が走り始め』と目標にしてくれるランナーが増えてくれれば」とも。
今後具体的な話し合いを進め、女性ならではの肌ケア、メーク、大会後の交流会で提供するメニューなどを企画・提案していく。