石垣市内の女性団体による「まるざーフェスティバル」が3月24日・25日、石垣市民会館(石垣市浜崎町)で開催された。
同フェスは女性を中心に活動する団体・グループでつくる「女性団体ネットワーク会議」の主要事業。14回目の今回は「みーどぅん(女)たちの島興し」をテーマに掲げ、30団体が参加した。
25日には「イシ・コレ」と銘打ったファッションショーが開催され、島の素材を生かした着物や洋服、かりゆしウエア、伝統のアイナーヨイ(結婚式)衣装などを市民がモデルとなって披露。航空会社の客室乗務員が歴代の制服姿で登場すると「懐かしい」という声が聞かれた。本物のファッションショーのような演出に観客から盛んに声援や拍手が送られ、モデルも知り合いに手を振るなど、和気あいあいとしたショーとなった。
大ホール、中ホール、展示ホールでは各団体の活動を紹介するパネル展示も行われた。互いにその成果を確認し視点の違いを再認識するなど、訪れた市民も石垣島の魅力を再発見した様子だった。
このほか、八重山病院の下高原淳一医師による「ダイエットの仕方」講演や、救急蘇生術講習、貝殻デコパージュ、読み聞かせ体験コーナー、山の幸染め体験、フリーマーケットなど多彩なプログラムが行われた。
実行委員長の仲吉八重さんは「どんな状況でも私たちは知恵を集め、生きる力につなごうと強い願いを込めてテーマを決定した。各団体の立場、視点から島の魅力をアピールする場にしたい」と話していた。