石垣島の海沿いにあるカフェ「Re:Hellow BEACH(リハロウビーチ)」(石垣市真栄里)で4月8日、青空イベント「yumesora~ユメソラ~」が開かれ、家族連れなどでにぎわった。
「子どもも参加できる昼間のイベントをしたい」と企画された同イベント。カフェのオーナーである海老沼純一さんと市内で美容室「HEAD BANG(ヘッドバン)」を経営する石嶺正志さんが、有志を募って開催にこぎ着けた。イベント名には「青空の下でさまざまな出店やショーを展開し、人々が集い、子どもたちには大きな夢を見つけるきっかけにしてもらえれば」との思いを込める。
出店は雑貨や服、野菜などのフリーマーケット、飲食ブースやエステ・ネイルコーナー、シーサー色付け体験や雑貨づくりのワークショップなどさまざま。海をバックにしたステージでは、ライブやヨガ教室、浜辺ではシュノーケルやサーフィンの体験教室なども行われた。訪れた人々は芝生の上で横になったり、買い物やワークショップに参加したりしながら思い思いにイベントを楽しんだ。
出店していた「the mango company(ザ・マンゴーカンパニー)」の王田武志さんは「子どもたちに仕事に興味を持たせ、夢を与えるという企画意図にも添っているし、自分もそれに貢献できれば」、ヨガ教室に参加した市内在住でハワイ出身の鳥海ステファニーさんは「ここは海のそばでリラックスできるし、気持ちがいいので以前からお気に入りの場所。興味深い体験イベントやステージが多くあり、子どもたちや家族を対象に行われているのは素晴らしい。ヨガも気持ち良かった」と、それぞれ話していた。
初開催ながら多くの人がひっきりなしに訪れる盛況ぶりに、海老沼さんは「こういうイベントが必要だったのかな、と実感している。2年前に島に移住して以来ずっと考えていたが、思い切ってやってみて良かった。今後も続けていきたい」と手応えを感じた様子だった。