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石垣で「尾木ママ」教育講演会-ユーモア溢れるトークで観客魅了

「尾木ママ」が石垣で教育講演

「尾木ママ」が石垣で教育講演

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 教育評論家の尾木直樹さんによる講演会「尾木ママ流!子育てと教育は愛とロマン!」が4月27日、石垣市民会館(石垣市浜崎町)大ホールで開かれた。

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 「尾木ママ」の愛称で知られる尾木さん。ステージに登場しテレビでお馴染みの柔和な口調で会場に語りかけると、会場から一斉に拍手と歓声が沸き起こった。

 「4歳ごろまではお腹の中のことを覚えている子どもが多い」と尾木さん。観客席にマイクを向けると「お腹の中はプニョプニョしていた」という4歳の子どもや、「『首に何か巻き付いて苦しいからもう外に出ようと思ったら、チャックが開いてそこに白い服のおじさんとパパがいた』と2歳の子どもは言ったが、状況が合っていたので驚いた」と話す母親の声があり、尾木さんは「科学的には証明されていないが、母親と医師にしか分からないことを言い当てる子どもの例が多数あるのは事実」と説明。「胎児のころから子どもは何でも分かっているし、母親の精神状態が子どもにそのまま影響する。周囲の人が優しく妊婦を守っていくというのが重要で、それは社会の責任」と強調した。

 教育については、日本の江戸時代に行われていた「子どもを慈しむ教育」の素晴らしさについて力説。「僕たちは子どもをいかにして教えようかと考えてしまうが、子どもは自ら学ぶもの。エンパワーメント(心に元気を与えること)を行い、その学びをサポートすることが大切」と、褒めて伸ばす方法を実例と共に紹介し、「能力を褒めるより努力を褒めることが肝要」と説いた。

 最後には「エンパワーメントしながら、石垣を元気で明るい社会にしてもらいたい」と観客にエールを送り、講演を締めくくった。

 尾木さんのユーモア溢れる話に会場から笑いが起こる場面も。石垣市在住で2歳の子どもを持つ33歳女性は「楽しく最後まで聞くことができた。今日聞いたことを参考にぜひ実践していきたい」と話していた。

 講演後に行われたサイン会では、購入したばかりの本を抱えて並ぶ観客が長い列を作っていた。

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