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西表島で人気のそば店が石垣に移転オープン-人気は「みそ野菜そば」

西表島で人気のそば店「ニーランの石」が石垣に移転

西表島で人気のそば店「ニーランの石」が石垣に移転

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 西表島で人気のそば店「ニーランの石」(TEL 0980-87-5183)が5月2日、石垣・浜崎町に移転オープンした。

人気のみそ野菜そば

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 店は居酒屋や民宿だった古民家を改装。店内には店主の花田美月さんが好きなカエルに関するオブジェが並ぶ。席数はカウンターとテーブル合わせて20席。

 花田さんは15年間西表島に暮らし、「ビッキー」の名で島の人に親しまれている。ここ4年間は大原港近くでそば店を営んできたが、心機一転、石垣島に店を構えることに。店名の「ニーランの石」は竹富島の浜打ち際にそびえる立石「ニーラン石」にちなむ。ニーランとははるかかなたの神の国のことで、ニーランから船でやってきた神がこの石に船をつなぎとめたことから「お客さまをつなぎとめたい」との願いを込めた。

 「八重山の人にとってそばはファストフード。ワンコインで手軽に食べられる店にしたい」と、小麦粉が値上がりしても500円のそばを守り続けた花田さん。石垣でも「石垣そば」と西表島では提供しなかった新メニュー「マースそば」を500円で提供する。

 このほか「みそ野菜そば」(700円)が人気。サバと合わせみそのコクのあるスープにニンニクとショウガが効いて、特製ラー油との相性もいい。「食べ残したスープを持ち帰る人もいる」と花田さん。カツオと昆布でだしをとる「ソーキそば」(800円)、鶏がらスープを使った「スパイシースープカレーそば」(600円)など、そばの種類でだしを変えるこだわりも。

 麺はもっちりとした食感を出すために特注のオリジナル麺を使う。早速、西表島での常連客も顔を見せ「石垣島でこの味を食べられるのはうれしい」と喜ばれたという。

 「八重山の人は年代に関係なく友達になれる特徴があり、それが魅力。お客さま同士で友達になれるような店にしたい。西表島では一人の女性客がたくさん来てくれてうれしかった。観光客はもとより地元の人に愛される店づくりを目指す」と花田さん。「仕事の後の泡盛が何よりの楽しみ」と笑う。

 営業時間は11時30分~15時(スープが売り切れ次第終了)、月曜定休。

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