![石垣に開店した多国籍料理と島野菜「PANGEA Beach cafe」](https://images.keizai.biz/ishigaki_keizai/headline/1336709924_photo.jpg)
石垣・宮良に4月29日、多国籍料理と島野菜の店「PANGEA Beach cafe(パンゲアビーチカフェ)」(石垣市宮良、TEL 0980-86-7590)がオープンした。
場所は宮良の国道沿い、赤馬の像近くで、450坪の敷地内にある16坪の建物から宮良湾を眺めることができるロケーションの良さが話題を集めている。席数はテーブルとカウンター合わせて20席。
「昨年6月に初めて石垣島を訪れ、美しい景色と気候にほれて衝動的に移住を決めた」と話す店主の一条静さん。東京に戻ると新橋で経営していたカフェを早々に閉め、家を売って9月に移住。「都会の騒がしさにまみれて働く中、いつかは海の見える落ち着いた場所でカフェを開きたいと思っていた」と、今回夢を実現させた。
店名の「パンゲア」は、地球が以前、陸地でつながり「パンゲア大陸」と呼ばれたことから、「1カ所で多国籍料理を食べられる」との意味で引用した。「地球に優しく、楽しいことをシェアできるように」との願いも。
メニューはタイ、ベトナム、インドネシア、フランス、イタリア、メキシコ各国の料理を用意。一条さんの「おすすめ」はフレンチスタイルの「シーフードのブロシェット」(2,100円)。石垣近海で採れたミーバイ(ハタ類)、有頭エビ、ホタテを季節の野菜と一緒に串焼き(2本)にしたもので、ハーブとタマネギの香りが特徴のピリ辛ソース「カリブクレオレソース」も人気。
ランチタイムに提供する「グリル野菜プレート」(1,050円)は、250度まで熱した鉄板に敷地内で育てたパプリカ、ゴーヤー、紅イモなど島野菜を乗せ、1分ほど表面を焼き上げるグリル式。「野菜がこんなに甘いとは思わなかったと言われる」と一条さん。
「トロピカルで自然あふれる場所で、お一人から家族までリラックスした時間を過ごせる環境にした。食事を通して生活の豊かさ、楽しさを再発見してもらえれば」と話す。ワールドミュージックが流れる店内で「今後はウクレレやジャズ演奏、敷地を利用した音楽イベントなども行いたい」と新たな夢を語る。
営業時間は9時~21時(ラストオーダー)。ランチタイム11時~16時。