石垣で6月23日夜、第3回石垣島夜市（よいち）が開催された。主催は石垣市商工会青年部。

　当日は梅雨明けが宣言され、日中は近くの石垣港で海神祭が行われたこともあり、石垣市役所正面通り（120メートル）は多くの観光客や市民でにぎわった。道路の両脇には屋台やテントなど20店が立ち並び、道路中央にはビニールシートが敷かれ、飲食を楽しむ人々の姿が見られた。

　17時～21時まで開かれた夜市では、定番の焼き鳥や焼きそばなどが並び、通りに面した居酒屋などの飲食店がメニューの一部を販売した。子どもはヨーヨー釣りなどを楽しみ、大人はマッサージを受ける人も。フリーマーケットも出店した。支払いには、地域通貨「アトム通貨」にも対応した。

　市役所駐車場の特設ステージでは、子どもエイサーやライブが行われた。ライブでは、会場の美崎町を元気にするために作られたCD「戸惑いの美崎町」をリリースした佐久川和美さんが特別出演として歌ったほか、東里明斗さん、ガジャッチ（ポイパ）、学生ユニットのキカイチやBeat swiftが夜市を盛り上げた。

　同青年部部長の金城秀信さんは「亜熱帯の東南アジアでは、昼間の暑さを避けたナイトマーケットが人気。昨今、観光客が減少している中、石垣島の夜を過ごす新たな観光資源として、観光客や市民が家族で楽しめる場所を提供し、繁華街･美崎町を盛り上げていきたい」と話す。

　当初、夜市は6月16日に行われる予定だったが、台風の影響で延期された。