新石垣空港建設地で6月23日、「2012年石垣島凧あげ交流会」「第3回全国シャクシメー大会」が開かれた。
同交流会は、石垣市制65周年と、来年3月に開港する新石垣空港開港記念として位置付けられ、新空港での開催は最初で最後。ほぼ完成した滑走路に一般市民が足を踏み入れる機会にもなった。
新空港には、北海道から沖縄まで15の都道府県から70人のたこ愛好家が集まった。「日本の凧の会」茂出木雅章会長は「開港前の空港でたこ揚げをできるのは、たこ愛好家にとって千載一遇のチャンス」とあいさつ。中山義隆石垣市長は「全国から珍しいたこが集まりうれしい。せっかくなので石垣島の自然や文化にも触れてほしい」と「祝開港」と書かれたたこを揚げながらあいさつした。
その後アトラクションとして、たこを操り風船を切り放す「田原凧風船切り」、シャクシメーだこを使い、空からお菓子を降らすプレゼント大会が行われた。そのほか、シャクシメー大会、各自が持ち寄ったたこの紹介、全長25メートルの大だこ「トラちゃん」など、盛りだくさんの交流会となった。海からの強風を受けた連だこの糸が切れ、空港外まで飛んでいくハプニングも。
同交流会は、ホテル日航八重山で前夜祭、終了後にはブガリノーシ(=方言で慰労会)も行われ、快晴で真っ黒に日焼けした参加者が、おいしいビールに酔いしれた。