石垣の名蔵ダムで7月1日、ダムの多面的な機能のPRを目的にした体験イベント「第7回石垣島ダムまつり」が開催された。主催は、石垣島土地改良区、沖縄県八重山農林水産振興センター。
当日は、バナナボート、カヌー、消防放水体験、ウエイクボードコンテスト、アームレスリング大会、ダム操作室見学・パネル展示、ダムの生き物展示などが行われた。今年から乗馬体験や無線操縦の水上飛行機のデモ飛行も加わり、多くの家族連れでにぎわった。
ダムをバックにしたステージでは、前花雄介さん、名蔵青年会エイサー、子どもエイサー会、キッズダンスチーム・クルンバ、八重山農林高校強度芸能部、石垣第二中学校吹奏楽部らが盛り上げた。
バナナボート(250円)、カヌー(200円)は今年から有料になったが、子どもを中心に楽しむ姿が見られた。昨年から同時開催されているウエイクボードコンテストでは、次々と華麗なテクニックが披露された。
石垣島には、干ばつに備えて真栄里ダム、底原ダム、大浦ダム、名蔵ダム、石垣ダムと5つのダムがあり、同イベントは農業用水目的の名蔵ダムの水面と堤体(ていたい)を利用して開かれた。例年秋に行われるが今年はパイナップルなど特産品PRを兼ねて初夏に開催した。まつりの前には関係者が於茂登の水神で安全祈願が行われた。