石垣・ユーグレナモール(石垣市大川)で8月19日、第2回パワーリフティング選手権大会が開かれた。今年は会場を商店街に移し、独特な雰囲気の中、大会が開かれた。
「怪力王決定戦」とも名付けられた大会には、八重山一のパワーを競おうと、12~68歳の男女が参加、体重別に競技が行われた。
競技種目は、スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種パワーリフティング競技と、シングルベンチプレス競技がメーン。参加者らは自らの限界を目指してバーベルを持ち上げた。
日本タイ記録を持つ山城旭さんが登場すると、バーベルに次々とプレートが取り付けられ、200キロもの重さにバーベルがしなり、会場にどよめきが起きた。
審判は、世界チャンピオンの経歴を持つ鹿川勝さんが務め、成功の白旗が上げられると選手に大きな拍手が送られ、買い物客も足を止めて競技を楽しんだ。せっかく持ち上げたかに見えた選手に赤旗(失敗)が上げられると、会場から笑いが起きるなど、和やかなムードで進行した。
4時間以上に及ぶ競技の結果、男子は山城旭さん、女子は神田徳子さんがそれぞれ最優秀賞を受賞した。当日はアトラクションとして、極真空手(女子部)による空手演武も披露された。
主催の八重山パワーリフティング協会は、石垣市内の民間ジム(八重山ボディービルジム、八重山パワークラブ、GYMパワーウイング)を統合する組織として昨年設立された。