八重山青年会議(石垣市浜崎町1)は9月26日、「どうしたい八重山 みんなが主役トークバトル」を石垣市商工会ホールで開催した。人材の育成を目的に開催している「八重山塾」の一環(4回目)。
パネリストには兼島規支庁長、大浜長照石垣市長、大盛武竹富町長、外間守吉与那国町長のほか石垣憲良石垣商工会青年部長、砂川省吾観光協会青年部長、狩俣光宏建設業協会青年部長、大浜寛之八重山青年会議所理事長が参加した。
同会議所副理事長で八重山塾塾頭の仲嶺忠師さんは「八重山3市町のトップと八重山支庁長が一同に介する機会は非常に貴重。八重山の未来について本音でバトルしていただきたい」とあいさつした。
トークバトルは八重山のリーディング産業である観光関連の現状や問題点などを中心に展開。各地域や団体の代表がそれぞれの立場で意見を交わした。
各市町長は「石垣島の入域観光者数は順調に伸びている。新空港ができればさらに大幅に伸びる。八重山経済に発展へ向けて青年会議所や青年部の若い力に期待している」「竹富町の観光者数はキャパシティーの限界近くまで来ているという話もあるが、黒島や波照間島などはまだ余裕がある」「与那国町での国境交流特区の認定は得られなかったが、開港という形で国際交流を図りたい」と、それぞれ話した。
会場からは、「八重山の域内総生産や税収推移などの指標を把握したうえで適正な観光入域者数や、開発の範囲などを検討すべきでは」「地元の人が利用している航空券の離島割引はパックツアーと比べて高い。これを安くすれば消費面での経済効果期待できるのでは」などの意見も出された。
同塾は年内にもう1回、一般向けの事業を計画しているという。