石垣に葬儀全般を扱う「山座利ホール」（石垣市石垣、TEL 0980-82-0901）が11月1日、営業を開始した。市内で葬儀ホールは4施設目。「山座利」は周辺の地名から取った。

150人収容のホール

　代表の福本仁一さんは、石垣市火葬場に16年間勤務する傍ら、「八重山葬祭」として自宅葬を中心に営業してきた。市内葬儀場での勤務経験を持つ支配人の前津英次さんら5人で24時間、365日対応する。

　489坪の土地に延べ床面積130坪の建物、150人収容のホールを建設した。葬儀のない時には、会合、ダンスホール、カラオケなどの用途で地域住民に開放するという。

　利用料金は、祭壇の花、ひつぎ、収骨つぼにより3コースを用意。水星コース（30万円）、木星コース（40万円）、金星コース（50万円）がある。オプションで会葬者へのお返し品、ドライアイス代が加わる。事前の会員申し込み、相談、知人・友人の紹介で10万円の値引きに応じる。

　前津さんは「市内ホールの利用は、割高感を感じる人が多い。不況の時代だけにできるだけ安い料金でご利用いただきたい。ぎりぎりになっての相談よりも、元気なうちに市内のホールを回り、各社で見積もりをしてもらうのがいいのでは」とアドバイスする。

　ホールは高台の見晴らしの良い場所にある。「静かな場所で落ち着きがもてる。駐車スペースも十分確保してある」という。

　「葬式までのサービスにとどまらず、その後に必要となる各種サービスについても一貫してお手伝いしたい。トータルサポートで信頼関係を築きたい」と前津さん。