「名蔵ダムまつり」家族連れなどでにぎわう-ロゴマークなども発表

会場では「ソーメン・もずく流し」が行われ、子ども達が悪戦苦闘しながらもソーメンなどをおいしそうに食べていた。

会場では「ソーメン・もずく流し」が行われ、子ども達が悪戦苦闘しながらもソーメンなどをおいしそうに食べていた。

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 農業用ダムの役割や機能などを市民に広く知ってもらおうと10月13日、名蔵ダム(石垣市登野城)で「名蔵ダムまつり」が開催され、多くの家族連れがさまざまなイベントを楽しんだ。

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 同イベントは、ふるさと農村活性化基金事業の一環。当日は、平真小学校のマーチングバンド「レインボー」のオープニングパレードで始まり、開会セレモニーで名蔵ダムのロゴマークとキャッチフレーズの表彰式が行われた。

 60件の応募があったロゴマークでは青森県の工藤和久さん、76件の応募があったキャッチフレーズでは石垣市の沖田勝研さんの作品が、それぞれ最優秀賞に選ばれた。今後パンフレットなどに使用される。

 会場では、ダムのボート遊覧やカヌー、マリンスポーツショーなどが行われ、遊歩道を利用したウオークラリー、ソーメン・もずく流しなども行われた。そのほか、消防放水体験や牧草ロール転がし、ダム管理所操作室の見学などのイベントも。

 同ダムは農業用ダムとして1999年に完成。石垣島南西部の農用地に農業用水を供給し、干ばつ被害の解消、作物の増収や作物の選択の拡大により、農業所得の向上と農業経営の安定を図っている。

 八重山支庁農林水産整備課計画調整班の増村光広班長は「名蔵ダムは農業用ダムでなじみが薄い、まつりを通して市民の皆さんに農業用ダムのさまざまな機能を理解していただければ」と話し、「農業用ダムは色々な機能を持っている。食料生産機能は当然だが、洪水防止や自然環境の保全などの機能も持っている」(同)と説明した。

沖縄県八重山支庁農林水産整備課名蔵ダム 

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