石垣市総合体育館(石垣市平得)サブアリーナで現在、「冬の大北海道物産展」が開かれている。石垣での本格的な北海道物産展は初めて。宜野湾市で3日間、宮古島で4日間開いたのに続き石垣島で3日間開催する。
サブアリーナには道内各地から20の業者が出店し本場の味を一堂に集めた。タラバガニ、サケ、ホタテなどの魚介類、ラーメン、魚介類をのせた弁当、黒豆、スイーツ、マスコミで紹介された「じゃが豚」などをそろえるほか、ブランド品などの「大蔵市」を同時開催する。
物産展を企画したのは花田勝二さん、知念修さんら4人。特別許可を得て会場の床にはブルーシートを敷き、買ったばかりの弁当などを楽しめるテーブルの飲食スペースも用意した。土足で入場できる。
花田さんは「ようやく石垣島で北海道の本当の味をご賞味いただける。多くの店が試食できるので試食だけでもいいので来てほしい。27日は石垣島マラソンの後に立ち寄ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。宮古島では客が客をよ呼び、2万人が来場した。
知念さんの「おすすめ」はタラバガニ。北海道でも1キロ8,000円程度するが、5,000円で販売するという。新鮮な「ほたて・かに・いくら丼」、「かにラーメン」(以上1,000円)、「さっぽろロール」(1,365円)なども。
花田さんは17年前、新宿で大濵長照前石垣市長から石垣での北海道物産展を打診されたが、経費が1,000万円かかることから、断念した経緯があるという。その後も沖縄三越での物産展で離島在住客から度々リクエストがあり、実現を夢見てきた。
地元協力者として仲嶺忠師石垣市議会議員が会場や宿泊施設などを調整、知念さんらは昨年半年かけて準備し、フェリーでコンテナを利用しての移動などで経費を600万円に抑え実現した。仲嶺さんは「石垣での北海道物産展が実現できてうれしい。石垣市民に北海道の魅力をもっと知って身近に感じてもらえれば」と話す。
開催時間は、26日=10時~19時、27日=13時~19時。今月27日まで。