石垣4月21日、「ごはん屋 岩さん」が開店した。店主は和歌山県出身の岩本吉浩さん。店名は岩本さんのあだ名から付けた。
岩本さんは20年前に3年間小浜島のホテルに勤務、その後大阪などで和食系の料理店で修業、「やはり石垣島に住みたい」と移住を決意し、2年前に石垣島に戻った。
店舗面積は20坪。カウンター、テーブル、座敷で30席を用意。同所で営業していた「さゆき屋」の設備などをほぼそのまま利用し、2人で対応する。
料理は和食の丼物がメーン。岩本さんの「おすすめ」で、石垣島産のマグロを韓国のみそを調合したたれに漬け込んだ「マグロユッケ丼」は、温泉卵と相性抜群。岩本さんの地元和歌山名物「かまあげしらす丼」はシラスを和歌山から仕入れる。「海鮮ソースカツ丼」(以上880円)は丼からあふれんばかりの具材が載り、多くの客が驚くという。「完食した年配の女性がいてびっくりした」(岩本さん)。定食には地元食材を使った小鉢3品が付く。大阪で開発した「もちもちジャガーバター」(280円)は自信作で持ち帰りもできる。
15時からはアルコールの提供のほか、つまみとして「ミーバイ煮付け」(880円)、「おつまみ盛り合わせ」(800円)などを用意する。
「5月中旬からメニューを増やし、少しずつメニューを入れ替えながら営業、末永く愛される店にしていきたい。地元密着型の店にし、近所の皆さんに利用してほしい」と岩本さん。
営業時間は11時30分~21時。予約で延長可能。