石垣市民会館大ホール(石垣市浜崎町)で10月27日、八重山高等学校(石垣市登野城)が創立65周年を迎えたことを記念したイベント「芸能の夕べ~燃ゆる想いを~」が行われた。主催は同校卒業生で組織する尚志会。
同校は1942年に設立された八重山中学校、八重山高等女学校を前身としており、1947年の学制改革により八重山高等学校となった。八重山郡内唯一の普通科高校。尚志会は第1期卒業生が中心となり、1951年に同窓会として結成された。
今回は尚志会を中心にして生徒職員も参加し、ジャンルにはこだわらないステージを披露した。第1部では尚志会メンバーと八重高ブラスバンド部によるコーラスから始まり、「八重山高等学校校歌」や八重山高等学校附属中学校の校歌の代わりとして歌われた「若夏の児ら(ジュニア行進曲)」を合唱した。ブラスバンド部による「行進曲『虹色の風』」「もののけ姫メドレー」の演奏もあり、尚志会による時代の流行歌をさかのぼって歌うバンド演奏もあった。
第2部では郷土芸能のステージとなり、「鷲ぬ鳥節」「めでたい節」の斉唱、「鳩間節」「みなとーま」「じっちゅ・まみどーま」などの舞踊が披露され、「安里屋ゆんた」は全員が踊った。「記念誌で振り返る八重高のあしあと」と題したスライド上映も。
会場では久しぶりに会う同級生と懐かしそうに会話を交わす人の姿が多く見られた。