八重山の伝統織物「ミンサー織」と音楽のコラボレーションイベント「愛(情愛)・会(一期一会)・藍(本藍)」が5月4日、あざみ屋みんさー工芸館(石垣市登野城)で開催された。
ミンサー織は、5つと4つのかすり文様があるのが特徴。通い婚の時代に女性が「いつ(五)の世(四)までも末永く」という思いを込めて帯を織り、愛する男性に贈られたのを発祥とする。同工芸館では「八重山みんさー織」商品を制作・販売しており、施設内には資料室や手織り体験コーナーなども設ける。
5月4日は「ミンサーの日」にちなみ、特別イベントを企画。中庭では特設ステージが設けられ、日本最南端の吹奏楽団「石垣市民吹奏楽団 ブラボーブラス」の演奏や八重山の子どもたちで構成された「ウィングキッズリーダーズ」のオリジナル創作ダンス、石垣出身の姉妹ボーカルユニット「いーりす」とピアニストの譜久嶺和子さんによる特別セッションライブなどが行われた。
屋内の売店では特別コレクションの本藍シリーズが展示され、ミンサー織のかりゆしウエアやトートバッグなどキャンペーン商品も陳列。工芸館は多彩なステージを一目見ようと訪れた人や買い物客でにぎわった。
みんさーの日キャンペーンは12日まで。同工芸館のほか、あざみ屋美崎店(石垣市美崎町)でも開催。営業時間は、同工芸館9時~17時30分、美崎店10時~21時。