名蔵ダム(石垣市登野城)で7月7日、「石垣島ダムまつり」が開催され、多くの家族連れや観光客が多彩な催しを満喫した。
名蔵ダムは1998年に完成したかんがい用水専用ダム。島の南西部に広がる農用地に農業用水を供給する水源として、重要な役割を担っている。同祭りはダムの多面的な機能のPRを目的に開催。今年で8回目となる。
好天に恵まれた同日、於茂登の水神に安全祈願をした後、関係者を先頭にしたパレードで祭りが幕開け。ダムの湖面や堤体を利用したさまざまなイベントが行われた。
湖面ではバナナボートやカヌー体験、ウエイクボードコンテストなどが行われ、普段は入ることができないダム湖でウオータースポーツを楽しむ親子連れや、水上での豪快な技に声援を送る観客でにぎわった。堤体ではアームレスリング大会、消防放水体験、ダム操作室見学・パネル展示などが行われた。
ダムをバックにしたステージでは石垣第二中学校マーチングバンドの演奏、名蔵青年会のエイサー、八重山農林高校郷土芸能部の舞踊、ハワイアンダンス、バンド演奏などが次々に繰り広げられ、会場を盛り上げた。新石垣空港PRマスコットキャラクターの「ぱいーぐる」と同竹富町の「ピカリャ~」が新空港PRダンスを披露すると、会場が一体となってダンスを踊る場面も。
このほか飲食ブースや農産物特売店も設けられ、猛暑の中地元の生徒らが元気よく店頭で呼び込みを行う姿や、特売のパインやウリなどを品定めする来場者も見られた。