石垣の市民会館大ホール(石垣市浜崎町)で7月7日、「宝くじふるさとワクワク劇場」が開かれ、テレビでおなじみの出演者が落語や漫才、舞台を繰り広げた。
同劇場は、宝くじの社会貢献広報の事業として、地域社会の健全な発展と住民福祉の向上に寄与することが目的。石垣市は年10回公演のうちの1つに選ばれた。
3部に分けて構成され、1部では、那覇市出身の「セブンbyセブン」が「内地では佐藤さんが多いのに、沖縄ではクラスに佐藤さんがいると珍しがられますよね」と地元ネタで共感を呼んだ。
響(ひびき)の登場場面では、ミツコが「せんぱーい、せんぱーい!」と呼び、客席に拍手や歓声を促した。「劇場の後は観光をしたい、どこがおすすめか」と客席に問い掛け、「川平湾」を紹介される一幕も。
1980年代に一世を風靡(ふうび)した「ザ・ぼんち」は、当時のネタは披露しなかったが、「還暦を迎えて物忘れがひどくなった」というネタを披露した。
三遊亭好楽さんは貫禄たっぷりに落語「目薬」を披露、仲入りとなった。
2部は「ふるさとわが町あの人この人」。地元の平良八重子さんの「さがり花の保護活動」や「八重山拳法」などを紹介。「ルート33」伊東里奈アナウンサーが聞き手となり、平良さんは「地域活性化によって、都会に働きに出た子どもたちが地元に帰ってきても働ける場所をつくりたい」と話した。
3部はチャーリー浜さんを交え、地元からオーディションを勝ち抜いた10人も出演する「ほのぼのコメディー劇場」が行われた。
観劇した40代男性は、「石垣島でお笑いタレントや落語を見る機会はなかなかなく、楽しませてもらった。落語『目薬』のオチが面白かった」と話した。