八重山を代表する民謡「とぅばらーま」を競演する「平成25年度とぅばらーま大会」が9月17日、新栄公園(石垣市浜崎町)で開催される。主催は石垣市。
とぅばらーまは八重山地方に古くから伝わる叙情歌で、広く愛唱されている無形の文化遺産。同じ旋律に思い思いの詩を付けて歌うのが特徴。
同大会は、これを正しく継承し発展させることを目的として開催。毎年旧暦8月13日の名月の夜に屋外で行われ、幅広い年齢層の出場者が自選の詩を情感を込めて歌い上げ、歌唱力を競う。単独曲の民謡大会として最も有名で、同大会のチャンピオンは「八重山一の歌い手」とも称される。
八重山方言の歌詞を募集する作詞の部もあり、受賞作品は大会当日に披露される。
石垣市では現在、出場者を募集している。応募締め切りは、歌唱の部=9月1日17時、作詞の部=同3日17時。詳細は石垣市民会館のホームページで確認できる。
大会前日の9月16日は、とぅばらーま発祥の地と言われる「なかどぅ道」のとぅばらーま歌碑広場(平得)で、前夜祭となる「なかどぅー道ぬとぅばらーま」が開かれる。当日は、飛び入り参加で誰でも自由に歌を披露できる。