石垣の八重山平和祈念館（石垣市新栄町）が現在、子ども向けの夏休み企画を展開している。企画は「夏休み自由研究相談室」「体験学習コーナー」「八重山の小さな生きものたち展」の3つ。

「ちゅらハウス」は同施設にタペストリーをプレゼントした

　夏休み自由研究相談室は、平和や人権に関する夏休みの自由研究について、テーマの決め方や資料の利用の仕方、展示資料や本などを活用したまとめ方などをアドバイスする。

　体験学習コーナーでは、風車車などの昔ながらのおもちゃや月桃のコースターなど民具を作ることができる。ワークシートで戦争マラリアについて学ぶ機会や、戦争と平和、人権について児童文学作品のアニメ上映も。

　第2展示室では、「八重山の小さな生きものたち展」を開催。平林和芳さん、沖縄県立石垣青少年の家、八重山両生爬虫（はちゅう）類研究会、カンムリワシ・リサーチが協力し、野鳥やは虫類、カニなど100点ほどの貴重な写真を一堂に展示している。

　開催初日の8月1日には、学童保育「ちゅらハウス」の児童が同施設を利用し館内を見学した。戦時中の写真を見ながらマラリアなどの説明を受け、DVD「ちいちゃんのかげおくり」を見て戦争の怖さを学んだ。最後には、あらかじめ用意した「お友達となかよくします」と書いたタペストリーを同施設に贈り、一緒に記念撮影をした。

　開館時間は9時～17時。月曜休館。入館料は、大人＝100円、小中高・学生＝50円（第2展示室は無料）。9月1日まで。