石垣市はロフトワークス(東京都渋谷区)と共同プロジェクトを立ち上げ、石垣島の名産品をリデザインする「USIO Design Project」を始動、市内から参加企業の公募を始めた。
当プロジェクトは、石垣島の特長を生かした菓子、加工食品、工芸品、酒類、農水産物、空間、音などを対象に、日本全国のデザイナーの視点で外から見直すもの。石垣島の新しい魅力を探り商品開発することで、観光客などの消費単価を上げてくのが狙い。
同社はこれまで、2898点の応募の中から国内で100点の商品を生み出し、いずれも3倍以上の売り上げに増やしてきたという。中には20倍の売り上げを記録した商品も。
参加条件は、石垣市内に営業所を持つ事業者・生産者で、一部でも石垣島、八重山諸島の材料を使っていること。石垣島ならではの特性があり、デザイナーと協働して商品開発を進める必要がある。
企業の負担は、商品化の試作・商品化のための経費と、デザイナーの渡航費のみ。デザイナーへの支払いは同プロジェクトが行う。
参加企業の公募は今月24日まで。リデザインを10月中旬から11月下旬にかけて公募し、12月中旬にスマイルズの遠山正道社長、離島経済新聞の鯨本あつこさん、同社の林千晶社長が審査を行う。来年4月上旬の発売を予定する。
石垣島と歴史的・地理的にも深いつながりある台湾とのコラボレーションにも挑戦。台湾クリエーターのハブスポット「FabCafe」とも連携し、台湾のデザイナーの参加を呼び掛ける。