「わらばぁーとゆんたくこども学校」によるアートと音楽のワークショップ「手作り楽器でジャズライブ」が10月13日、石垣市ICT文化ホール(石垣市登野城)で開催された。
主催は「わらばぁーと実行委員会」。沖縄県対米請求権事業協会による2013年度地域活性化助成事業の助成金を活用したもの。身の回りにあるものを使って楽器を制作し、その楽器を使ってジャズを演奏することで好奇心を刺激するとともに、幼いころから音楽やアートへの感性や柔軟性を育み、表現力やコミュニケーション能力を高めてもらおうというのが狙い。
ワークショップには市内の学童クラブに通う子どもたち約50人が参加。グラフィックデザイナーのpokke104(ポッケいちまるよん)さんとジャズシンガーのakiko(あきこ)さんを招き、2部構成で講座を開いた。
1時間目の楽器作りでは、ホースを通した紙コップに折り紙やクレヨンなどで装飾を施し、「カズー」という膜鳴楽器を制作。Pokke104さんの指導の下、子どもたちはシーサーやキリン、ペンギンや豚など思い思いのカズーを工夫を凝らしながら作っていた。
2時間目は、制作したカズーと足の裏に付けたコインを使ってタップダンスを取り入れたジャズの演奏会。akikoさんが「I Want You To Be My Baby」などのジャズの曲に合わせてダンスや掛け合いの見本を見せると、子どもたちは上手に足の裏を鳴らしながら元気に歌ったりカズーを吹いたりと、体いっぱいで表現することを楽しんでいた。
参加した小学1年生の男児は「シーサーのカズーを作った。とても楽しかった」、小学6年生の女児は「『I want you』と歌いながら踊るのが楽しかった」と、それぞれ満足した様子を見せた。