石垣市で「子ども議会」-18人の中学生議員が一般質問

「石垣市子ども議会」では中学生18人の議員が一般質問を行った。

「石垣市子ども議会」では中学生18人の議員が一般質問を行った。

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 中学生を対象にした「石垣市子ども議会」が11月17日、石垣市役所内の石垣市議会議場(石垣市美崎町)で行われた。開催は石垣市制60周年を記念したもの。

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 同議会は子どもたちに子ども議員として市議会を体験してもらい、市議会活動や自分たちの住む町の行政に関心を持ってもらおうというもので、石垣市の各中学校から18人の生徒が「子ども議員」として選出された。

 当日は議長選挙を行い、誕生日が一番早い石垣第二中学校の阿佐伊萌さんが臨時議長を務め、指名推薦により議長は石垣中学校の南風野充さん、副議長には大濱中学校の上原和子さんが決まった。

 議会は通常と同じく議長の進行により進められた。一般質問では各議員が行政などについて質問。石垣市や教育委員会などの各機関へ答弁を求めた。内容は校内の整備、2学期制度など学校に関することから海岸のゴミやサンゴ白化などの環境問題、民間住宅の建設ラッシュ、千葉ロッテマリーンズのキャンプに関するものなどさまざま。

 このうち、伊原間中学校の山城咲貴さんはバス停の整備、富野中学校の前浜文乃さんは通学路のガードレール設置などの道路整備についてそれぞれ質問。仲唐建設部長や藤田企画部長が現状と今後の対応について説明した。

 千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプについての質問に対しては大浜長照市長が「キャンプに向けて施設の整備を行っている。ぜひ皆さんもファンクラブに入り応援してほしい」と答弁した。

 一般質問終了後、石垣市子ども議会宣言の決議が行われ、「安全で快適に過ごせる生活環境の整備や平和で安全な暮らしができるような社会を実現できるよう、市民一人として、自ら考え、自ら率先して行動するように努力し、一日一日を大切にしていく」とした内容を全会一致で「可決」した。

 石垣市教育長の波平長吉さんは講評として、「時間をオーバーするほどの熱気ある議会で、進行も良かった。一人ひとりが自分の思いを主張する姿がとても素晴らしく、こうした機会を利用して石垣市の発展に協力してほしい」と話し、大浜市長は「皆さんの要望にはきちんと対応していきたい。今日の質問の中で実現可能なものは政策に盛り込みたい」とあいさつした。

石垣市議会石垣市役所

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