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石垣市役所で大塚勝久さん写真展-サガリバナ中心に石垣北部の魅力伝える

作品「満天の星空-ひときわ輝く『むりかぶし』」を前に撮影の苦労を振り返る大塚勝久さん

作品「満天の星空-ひときわ輝く『むりかぶし』」を前に撮影の苦労を振り返る大塚勝久さん

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 石垣市役所(石垣市美崎町、TEL 0980-82-9911)1階で、「大塚勝久写真展」が開催されている。石垣市観光交流協会が創立50周年を記念として主催、11月26日にはオープニングセレモニーが行われた。

写真を前に記念撮影を行う関係者(右から4人目が大塚さん)

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 写真は、写真家・大塚勝久さんが石垣市北部で撮影したサガリバナを中心とする20点。「月明かりに映えるサガリバナ」「満天の星空-ひときわ輝く『むりかぶし』」のほか、「甘い香りを放って色あでやかなサガリバナ」「大潮の水面に浮かぶサガリバナ」など。周辺に生息する「リュウキュウアカショウビン」の写真も。

 セレモニーで大塚さんは「2010年から3年間、6月中旬から9月中旬は24時間サガリバナに向かい合い撮影してきた。プロになって来年で50年、花の撮影から入ったので、サガリバナも思い入れが強い。サガリバナ群落発見はイリオモテヤマネコ発見に匹敵するスクープだと思っている。国立公園計画にも入ったため、環境保全を確立し、後世にこの自然を伝えてほしい」とあいさつ。

 石垣市観光交流協会の宮平康弘会長は「大塚さんは9月4日に『石垣島宣伝部長』に任命したばかり。観光資源である『星の島、花の島』の形成に向け、石垣島の魅力発信に力を貸してほしい」とお礼の言葉を述べた。

 漢那政弘石垣市副市長は「素晴らしい写真展を開催できることを感謝したい。市役所を利用する市民のほか、観光で来島している皆さんにも足を運んでほしい」。

 大塚さんは「月や星とサガリバナを一緒に撮影するのに苦労した。サガリバナは風ですぐに揺れてしまうので、長時間露光撮影は難しい。7月末、朝5時過ぎに風がない時間が訪れ、八重山で古くから親しまれる『むりかぶし』(プレアデス星団)との撮影に成功した」と撮影の苦労を振り返った。

 市役所の開庁時間は平日8時30分~17時15分。入場無料。12月6日まで。

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