八重山舞踊勤王流を披露-宮城千代舞踊研究所が17年ぶりに

発表会は祝儀舞踊「赤馬節」から華やかに始まった

発表会は祝儀舞踊「赤馬節」から華やかに始まった

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 八重山舞踊勤王流祥吉乃会、宮城千代舞踊研究所の「第2回発表会 ぴぃとぅ筋清しゃ」が11月25日、石垣市民会館大ホール(石垣市浜崎町)で開催された。1990年の第1回発表会から17年ぶりとなる。

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 八重山舞踊勤王流は、創立者・比屋根安弼(ひやねあんそく)が伝えたとされる22の手振り型を取り入れ、八重山古典民謡に振りつけられた踊りが始まりといわれる。

 宮城千代さんは1956年に八重山舞踊勤王流3代目の渡慶次長智さんに師事。1963年に森田吉子舞踊研究所に入門。1981年に師匠免許を授与、1982年に宮城千代舞踊研究所を開設した。1990年には師範免許を授与。現在もさまざまな芸能公演に出演している。

 第1部では、祝宴などの座開きとして歌い踊られる祝儀舞踊「赤馬節」で華やかに始まり、今年10月に教師免許を授与した5人を含む6人の教師たちが艶やかな紅型衣装で「蔵ぬぱな節」を披露した。その後「目出度節」「かしかき」「布晒節」「高那節」などの演目が続いた。

 第2部では正月を祝賀する祝儀歌「鷲ぬ鳥節」を歌い踊り、「祖野嵩節」「まるまぶんさん節」「おしどり天川」「揚古見ぬ浦節」などが演じられた。

 宮城さんは第1部で「上原ぬ島節」を、第2部で「まへーらつ節」を披露。「上原ぬ島節」は青の紅型衣装でしっとりと踊り、観客の目を引き付けた。

 会場には多くの市民がつめかけ、それぞれの演目に大きな拍手を送っていた。

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