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西表島でも勇壮にハーリー競漕-山と海に囲まれた絶景の白浜で

会場の熱い声援を受け力強い櫂(かい)さばきでスタート

会場の熱い声援を受け力強い櫂(かい)さばきでスタート

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 航海の安全と豊漁を祈願する伝統行事「海神祭」が西表島の白浜地区で開催され、5月31日の前夜祭、6月1日のハーリー(爬竜船)競漕(きょうそう)に地元の人や国内外の観光客が多数訪れにぎわいを見せた。

公民館対抗を制した白浜チーム

 毎年旧暦5月4日、海人(=漁業者)の伝統行事として県内各地で行われている同祭。西表島では西部の白浜地区で開催され、祖内・干立・上原の島内各地域からも参戦して行われる一大行事となっている。

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 当日は厳かに「御願ハーリー」が行われた後、参加者全員で白浜神社に礼拝。白浜集落の男性を東西に分けて競い合う「東西対抗ハーリー」でにぎやかに幕開けし、地域の小学生らが参加する「学校対抗」、女性らが競う「地区婦人対抗」、さまざまな職種や仲間でチームを組んで出場する「職域対抗」、クライマックスの「公民館対抗」と、勇壮なハーリー競漕が次々と繰り広げられた。

 このうち職域対抗では、カヌーガイド会が接戦の末ダイビング組合に1秒の僅差で勝利し、3連覇を達成。開催地区の威信を背負った白浜地区は婦人会・公民館の男女共に優勝を果たし、白浜婦人会チームは歴代新記録を更新。白浜公民館チームの船頭を務めた佐々木要さんは「今年は例年以上の練習を重ねてきたので自信があった。天候が良かったのと練習通りにできたので良かった」と練習の成果を喜んだ。

 職域対抗ハーリーには初心者も多く参加しており、白浜荘チームで初参加した東山琴美さんと中山香織さんは「ぶっつけ本番だったのでエーク(櫂)の持ち方を間違っている人もいたが参加できて楽しかった」「掛け声だけは負けていなかったと思う。次回は本気で出場したい」と、それぞれ話していた。

 競漕が終了した海ではボート上から果物や野菜を投げ入れて子どもたちがつかみ取りする「海上収穫祭」も行われ、小さな子どもたちも大喜びで参加していた。

 各優勝チームは次の通り。東西対抗=西チーム、学校対抗=西表小中干立チーム、職域対抗=カヌーガイド会チーム、地区婦人対抗=白浜婦人会チーム、公民館対抗=白浜公民館チーム。

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