石垣市民会館(石垣市浜崎町)で10月4日、「平成26年度 沖縄都市緑化祭 in 石垣市」が開かれた。毎年県内各地で開催し、石垣市での開催は10年ぶり34回目。主催は沖縄総合事務局、沖縄県、石垣市。
全国テーマ「ひろげよう育てようみどりの都市」、サブテーマ「未来へつなぐ花と緑の南ぬ島」の下、新栄公園でヤエヤマヤシの記念植樹、同会館中ホールで式典が開かれた。
八重山商工高校郷土芸能部によるアトラクションに続き、県土木建築部建築都市総括監の内間直人さんが「沖縄県は毎年10月を都市緑化月間と定め、住民に潤いと安らぎを与える緑化の普及と啓発を深め、緑豊かな郷土づくりの推進を目的に開催したい」と県知事のメッセージを伝えた。
沖縄総合事務局次長の尾澤卓思さんは「沖縄らしい自然や風土は沖縄観光の魅力。100年先を見越して緑化を整備したい」、石垣市長の中山義隆さんは「石垣市はバンナ公園、川平公園、運動公園など11カ所で市民や観光客に親しまれている場所がある。今後も都市緑化の推進に努めたい」とそれぞれあいさつ。
都市緑化功労者の表彰も行われた。市内からは、石垣市婦人連合会が各地で緑化活動を展開したことが評価されて受賞。新田實、純子夫妻は真栄里公園で花壇の手入れに取り組んできた功績が評価されて受賞した。
その後、八島小学校のみどりの少年団8人が「みんなで緑を守り育て、未来につなげる」と力強く誓いの言葉を宣言した。
展示ホールでは、前内原用吉さんによる「ラン栽培講習会」も行われ、ラン栽培の基礎知識を学んだ後、実際にコチョウランの植え替え作業を行った。