石垣市総合体育館で10月12日、ダブルダッチ2年連続世界チャンピオン「CAPLIORE(カプリオール)」の「夢授業」が行われた。
ダブルダッチは、2本のロープを使って跳ぶなわとび。軽快な音楽にのせ、ジャンプをしながらさまざまなテクニックを披露、激しい動きも多く、MCを入れながら1時間あまりのパフォーマンスを行った。
石垣市出身の「やぴっち!」を含む5人は、皆沖縄にゆかりのあるメンバーで、5人での来島は5年ぶり。その間に2012年から世界を代表するエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」への参加、ダブルダッチスピード1分間記録で2年連続ギネス記録に認定された。
台風の影響もあったが、体育館には200人の子どもたちが集まり、パフォーマンスを見ながらその場でジャンプを始める子どもも。3歳の男の子もみなの前でダブルダッチに成功し、大きな拍手を受けた。
MCのNOBUさんは「皆さんには夢がありますか?」と語り、「夢をかなえるため2つの言葉を大切にしてきた。それは『ありがとう』と『あいさつ』で、『ありがとう』の声をたくさん集めると、協力してくれる人が増え、巡り巡って夢がかなえられる」とアドバイス。
メンバー同士でケンカをすることもあるが「翌日に目を見てあいさつし、握手、友情握手、握手、指パチンと4つの動作をすれば、すっきり気分は晴れ、パフォーマンスもうまくいく」と10年間仲良く活動を続けて来られた秘訣(ひけつ)を話した。
1分間でそのメンバーのあいさつを何回できるか子どもたちに試させ、最後のラストパフォーマンスでは、いつもより多くの技を披露、子どもたちは間近で世界トップレベルの技を堪能した。
最後に「やびっち!」こと屋比久嗣孝さんは「たくさんの人に来てもらえてうれしい。今までたくさんの夢をかなえてきたが、『石垣島でパフォーマンスをする』という夢も今日かなえることができた。皆さんも夢を探してかなえてください」と子どもたちにメッセージを送った。