アームレスリング大会「KUNIOマッスル」ファイナルラウンドが12月16日、バー「ANT」(石垣市大川)の特設ステージで開催された。
同大会は初めての開催で非公式大会。鍛えられた筋肉を表現する場を提供し、親睦を深めようとKMO実行委員会が企画。
参加資格は20歳以上の男性。3階級あり、70キログラム未満=ライトウエート、70キログラム以上85キログラム未満=ミドルウエート、85キログラム以上はヘビーウエートとなる。今大会では右手のみの競技でトーナメント方式により競われた。11月25日、12月2日、12月9日に各予選ラウンドが行われ、勝ち残った13人がファイナルラウンドに進んだ。
予選は原則として1本勝負だが、ファイナルラウンドは3本勝負で行われた。試合は審判の「ゴー」のかけ声でスタート。一瞬で決着が付いたり、1分を超える大一番も見られた。試合前には互いにらみ合うなど、筋肉自慢たちの熱い戦いが繰り広げられた。ミドル級の決勝戦では勢いのあまり手が外れベルトでお互いの手の甲を固定して再試合を行う場面も。
会場となったバーには多くの観客が訪れ、勝負が決まるたびに店内には大きな歓声が上がっていた。
各階級の優勝者は、ライトウエート=具志堅哲也さん、ミドルウエート=識名てつおさん、ヘビーウエート=新里銀重郎さん。優勝者には泡盛などの賞品が贈られた。
主催者の新里勝雪さんは「これをきっかけに八重山選抜チームを作って沖縄本島のチームとも対戦したい。来年の3月には団体戦を企画しているので、ぜひ出場してほしい」と参加を呼びかけている。