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石垣・八重山商工で千葉ロッテ・大嶺兄弟が小・中学生を指導

千葉ロッテマリーンズの大嶺翔太内野手(左)と大嶺祐太投手(右から2人目)

千葉ロッテマリーンズの大嶺翔太内野手(左)と大嶺祐太投手(右から2人目)

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 石垣・八重山商工高校(以下八商工)野球部OB会は12月31日、小・中学生を対象に野球教室を行った。八商工グラウンドにはOB15人、八重山ポニーズ、八島マリンズ、少年スネーク、少年武蔵の小・中学生55人のほか、現役の野球部員が手伝いで集まった。

祐太投手は投げる直前の肘や手首の使い方などを細かくアドバイス

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 八商工は、千葉ロッテマリーンズの大嶺祐太投手、大嶺翔太内野手の2選手を輩出、伊志嶺吉盛監督は「OBが主体となって恒例の野球教室を開いてくれてうれしい。子どもたちは地元出身のプロ野球選手から直接教えてもらえる良い機会。刺激を受けてもらえれば」と目を細める。

 OB会は新城一政会長が「また八重山から甲子園に出場してほしい、その後はプロ野球選手を見据えて頑張ってほしい」とあいさつ。OB全体会合では「野球を教える前に人間教育もしなければ。元気さやテキパキさも伝えよう」と掛け声を促し、練習最後にはあいさつの指導も。

 祐太投手は投手を中心に投げる直前の肘や手首の使い方などを細かくアドバイスした。指導を受けた平良海馬君(石垣中3年)は「身近な存在にプロ野球選手がいてうれしい。自分もプロ野球選手になれるよう努力したい。祐太投手は思っていたよりも背が高かった」と感想。

 祐太投手は練習を終えて「八重山には良い指導者と素質のある児童・生徒が多い。自分が伊志嶺監督にけがのないよう大切に育てられたように、子どもたちは順調に育ってほしい」とコメントした。

 翔太内野手は「キャッチボールは右足を一歩踏み出してからキャッチする。止まらないように常に足を動かし、リズムを作ることが大切」とアドバイス。練習後に「野球の楽しさを求めてほしい。練習の積み重ねで楽しさが増えるはず。野球ができるのは保護者が働いてくれるから。保護者への感謝の気持ちを忘れないでほしい」とコメントした。

 練習終了後には、シャツやタオルなどのプレゼントがあり、皆で年越しの八重山そばを食べてお開きとなった。

 1月2日10時からはOB対現役部員との交流試合が同グラウンドで行われ、2選手も出場する予定。

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