石垣で1月30日、千葉ロッテマリーンズ(以下ロッテ)が2月1日のキャンプインを前に石垣入り、南(ぱい)ぬ島石垣空港に多くのファンが出迎えた。
千葉ロッテは1軍、2軍の選手や関係者、総勢121人がJTA73便で来島、東京出発時に雪のため30分出発時間が遅れ、18時15分に到着した。空港では地元や本土からのファン、少年野球チームの子どもたち約200人が今か今かと到着を待った。
JTA職員が三線(サンシン)や太鼓による八重山民謡「鷲ぬ鳥(バスヌトゥリ)」を演奏、ファンは到着口から花道を作って選手らを出迎え、「今年も頑張って」などと声を掛けた。
多くの選手は感染予防のためにマスクをつけてホテルに向かう車に乗り込んだが、歓迎セレモニーには山室晋也社長、伊東勤監督、青山道雄2軍監督、岡田幸文選手会長、石垣島出身の大嶺祐太投手、弟の大嶺翔太選手が出席した。
少年武蔵(野球チーム)から花束を受け取った山室社長は「温かい出迎えに感謝したい。選手たちは石垣島の素晴らしい環境で練習できる。今シーズンは大嶺兄弟が投打で活躍してくれると確信している。水牛を先頭に日本一の優勝パレードを石垣でできるようにがんばりたい」とあいさつした。
千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会の会長である中山義隆石垣市長は「今年でキャンプ8年目。2005年、2010年に日本一になっているので今年は大いに期待している」と激励した。
セレモニー終了後、翔太選手は「けがをしない体づくりをし、全てにおいてレベルアップできるよう頑張りたい。紅白戦などでアピールできれば」と意気込みをみせた。