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石垣で高校生が発見した小惑星「あやぱに」が正式名に

画面中央に見える白い点が小惑星37202「あやぱに」(写真提供=石垣島天文台)

画面中央に見える白い点が小惑星37202「あやぱに」(写真提供=石垣島天文台)

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 石垣島天文台が2008年に実施した「美ら星研究体験隊」に参加した大濱彩音さん(当時・開邦高校1年)が発見した小惑星が「あやぱに」と正式に命名された。

石垣島天文台「むりかぶし望遠鏡」

 現在はふたご座に位置し22.4等で輝く「あやぱに」。発見したのは、2008年8月5日で「IA001」の固有符号がつけられた。その後、24日に新しい小惑星と認定され「2008QA3」の仮符号を取得。9月1日に国際天文学連合・小惑星センター発行の「小惑星回報」で正式に発表されていた。

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 通常、小惑星が発見されると発見後、4年間は観測が継続され、軌道が精度良く確定されれば小惑星番号が登録され命名権を取得することができる。

 2013年9月に小惑星番号「372024」が登録され命名権を取得。発見者の大濱さんは「みんなで沖縄らしい名前をつけてほしい」と、「南の島の星祭り2014」で全国から名前を募集したところ、「あやぱに」に決定し、国際天文学連合に申請していた。

 「あやぱに」の名前を応募し特選に選ばれ採用されたのは、石垣市の宮良りみさん。「あやぱに」とは、冠鷲(カンムリワシ)の美しい羽を意味する言葉で、漢字では「綾羽」と書き、発見した大濱さんの「あや」もかけ合わせている。

 「申請していた『あやぱに』が正式名に登録された知らせは、2015年6月2日に発行された国際天文学連合の『小惑星回報』で確認できた」と、開邦高校から駒澤大学文学部に進学している大濱さん。教育実習として母校の開邦高校で研修期間中にうれしい知らせを耳にしたという。

 石垣島天文台所長の宮地竹史さんは「正式となった知らせを母校で研修期間中に伝えられて良かった。『今日は家で家族とお祝いです』と話していた。研修期間を終えて卒業し、多くの子どもたちに星のすばらしさを伝えてもらえれば」と喜びを見せる。

 同天文台では、今年も「美ら星研究体験隊」を開催する。締め切りは6月30日。