豊漁と航海安全を祈願する伝統行事、海神祭「石垣市爬龍船(はりゅうせん)競漕(きょうそう)大会」が旧暦5月4日(ユッカヌヒー)の6月19日、八重山各地で行われた。
石垣漁港(石垣市浜崎町)では、八重山郡内最大の「石垣市爬龍船競漕大会」が開催され、東1組、東2組、中・西組合同の3組が力強いカイさばきを見せた。
本バーリーは?漁業者による安全操業と豊漁を海神に祈願する「御願ハーリー」、サバニ舟を転覆させて復元力を競う「転覆ハーリー」、スピードを競う「上がりハーリー」が行われ。中・西合同が総合8連覇を飾った。
団体やマドンナ、中学校対抗や今大会から設けられた壮年の部など、合わせて144チーム、1440人が参加。それぞれそろいのTシャツやユニホームで、海人さながらに楽しんだ。
団体ハーリーは「NFS・川良山」、マドンナは「石垣波乗りレディース」、中学校対抗は「石垣中学校A」がそれぞれ優勝した。?
アトラクションでは、各組の女性部と新川小や真喜良小、八島小の児童らが踊りを披露し、観客を楽しませた。この日は白保、伊原間、竹富島などでもハーリーが行われ、各会場は多くの観客が訪れ声援と熱気に包まれた。