竹富町の「KBG48(小浜島ばあちゃん合唱団)」が9月14日、映画「シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人」の宣伝隊長に就任し、小浜島で全国公開に先駆け試写会が行われた。
同作品は、92歳のシャーリーと86歳のヒンダが「人生に遅いなんてない」と、自分たちだけの力で「経済成長」について答えを探す姿を描いたドキュメンタリー。
映画を配給するスターダストピクチャーズの飯田敏子さんは「自然豊かな小浜島で、史上最年長のアイドルグループとしてデビューする元気なKBG84の皆さんに映画を宣伝してもらいたかった」と話す。
宣伝隊長に任命されたセンターの目仲トミさん(92)は花束を受け取り、「宣伝隊長は初体験。ありがとうございます」とお礼を述べた。
小浜島での映画上映は久しぶりということもあり、日が暮れると小浜小中学校にはKBG84のメンバーを含め50人ほどが集まり、満天の星空の下、特設スクリーンに映し出される映画を楽しんだ。
映画を見終わって、メンバーは「頑張る2人の姿に涙が出た。歌の次は映画デビューという夢もできた」と感想。島民も「小浜のおばあちゃんと同じくパワーを感じた」「年を取っても諦めてはいけない。いろいろなことに自分も挑戦していきたいと勇気をもらえた」と話した。
映画は9月19日、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開される。