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竹富町黒島で恒例の「牛まつり」盛大に 牛一頭が当たる「夢の牛抽選会」も

黒島牛まつり名物「牛一頭」の景品

黒島牛まつり名物「牛一頭」の景品

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 竹富町黒島で2月28日、「黒島牛まつり」が開催された。

牧草ロール転がしで奮闘する参加者

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 島おこしを目的に1993年に始まり、今年で24回目を迎えた同まつり。島民全員が実行委員として携わる熱の入った祭りで、今年は県内外から3500人が黒島を訪れた。

 当日は、「牛まつり」らしく牛一色の各種イベントが実施された。「ジャンプDEラブロール」は、男女ペアで高さ1.5メートルもある牧草ロールを乗り越えて折り返し、ゴールまで農業用の一輪車に女性を載せて運ぶ障害物競争。「牧草ロール転がし」は6人1チームで400キログラムの干し草ロールを転がしてゴールを目指すレースで、毎年人気となっている。

そのほか、ウイングキッズリーダーズによるオープニングとゲーム開始前のパフォーマンス、琉球国祭太鼓の演舞や、ステージではイシワタケイタ・西原和希・大城悠によるライブ演奏などが行われた。

 飲食ブースでは、黒島産牛をふんだんに使った牛汁・牛そば・牛コロッケなどが出店し、もも焼き店には長い行列ができた。

 サブ会場では、子牛、子豚、子ヤギが「ミニミニ動物園」として展示され、子ども向けのステージや子ども沖縄相撲などを開催。牧草ロールに好きな絵を描くペイントアート、牛の削蹄(さくてい)・毛刈りの実演や子牛ミルクあげ体験も行われ、多くの子どもたちが楽しんでいた。

 当日は牛の競り市場も解放され、見学や農機具の展示も行われた。石垣島から来た観光客の女性は、農家からの説明を聞き「1人で50~100頭飼育していることや、最近牛の価格が上がっていることは知っていたが、大型トラクターと牧草処理機のセット価格が3,500万円もすると聞いて、あらためてすごい仕事だと思った」と話した。

 メーンイベントとなる「夢の牛抽選会」では、石垣市の小学生・山根一芯くんが当たり喜びを表していた。家族で来ていた沖縄県漁協青壮年部連絡協議会会長の與儀正さんは「牛が当たらなかったのは残念だったが、天気にも恵まれて音楽やイベントも楽しく、おいしい牛肉料理も味わえてとても良い休日になった。もっと多くの人が訪れる様に助力していきたい」と語った。

 当日は、石垣・離島ターミナルからの連絡船も増便された。船賃に抽選券と食事券がセットされたチケットが販売され、「便利で良い」と観光客に好評だった。

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