石垣で3月10日、沖縄県内の島嶼(とうしょ)地域と北部地域5カ所における若者の定住と働き方を考える「地域円卓会議in 石垣島」が行われた。
琉球大学と名桜大学が主体となり開いた同会議。石垣市企画部長の須藤圭亮さんが論点提供を行い、登壇者が活発に意見を交わした。
琉球大学特命准教授の宮里大八さんは「この会議で課題を認識し、地域の皆さんと共有できればと思う。大学としても何ができるかを考えていきたい」と話す。
「スタッフのほとんどが移住者」という、ハブクリエイト社長の喜納正雄さんは「石垣に適したライフスタイルと働き方との融合がポイント。若いスタッフの定住につながった」と事例を紹介した。
司会進行を担当した公益財団法人みらいファンド沖縄副理事長の平良斗星さんは「各地域が抱える問題点などが見えてきた。合わせて解決のための方向も明確になり、価値ある会議になった」と総括した。