石垣市美崎町の飲食店8店舗が中心になって、4月5日より、ソフトダーツのトーナメントリーグ戦が開催されている。
参加店舗は、Eden(エデン)、Do(ドゥ)、AGOO(アグー)、BREEZE(ブリーズ)、Bull’s EYE(ブルズアイ)、WHITE BASE(ホワイトベース)、CoCo Club(ココクラブ)、Phantom Guild(ファントムギルド)。リーグ戦は毎週火曜21時から開かれ、誰でも参加できる。
沖縄ではソフトダーツが盛んだ。競技人口も多く、石垣島だけでプロが10人いる。女子プロランキング1位の大城明香利さんは沖縄本島出身、男子では石垣島出身の伊良部昌貢さんが7位となっている。
「プロリーグもあるソフトダーツは真摯(しんし)な競技スポーツだが、酒を飲みながらやる遊びという認識が多いのが現状」と、WHITE BASE店主の久原正人さんは残念そうに語る。
そこで自らも熱心な競技者である久原さんは、この現状を変えたいと、ダーツ仲間たちと共に石垣島ソフトダーツ協会を立ち上げた。協会はいろいろなイベント開催を行いながら健全なダーツ競技者を増やすことを目的とし、プロを目指す競技者には支援も行っていくという。
今月から始めたトーナメントリーグ戦も好評だ。毎回点数を競い、総当たり戦で7月5日の最終日に優勝店舗を決める。毎月第2日曜には、各店2人が出場する勝ち抜きチャンピオン戦も行う。現在選手登録しているのは60人だが、腕に自信があるないにかかわらず参加できる。
ダーツは歴史あるスポーツで、1455年にイギリスで考案されて第二次大戦後にはプロリーグも作られたとされる。年齢や性別に関係なく誰にでもでき、心と身体の総合的なコントロールが肝心となる。特にメンタル面が磨かれるため、最近では情操教育の一環として学校教育でも取り入れられるようになっているという。
久原さんは「そんなダーツを石垣で広めていきたい一心で仲間と協会を作った。学校や老人ホームなどを訪れて講習を行ってきたが、今後も無料講習会などを開いて広めていきたい」と抱負を語る。
リーグ戦の問い合わせはWHITE BASE(石垣市美崎、0980-88-5019)