メディア関連事業を手がける南十字星コミュニケーション(石垣市新川、TEL 0980-87-7761)が2月6日、市内のホテルで事業説明会を行い、石垣島で2局目となるコミュニティーFM開局へ向けて申請を行うとを発表した。
説明会には番組審議員やコンプライアンス委員会などの関係者30人が出席。これまでの経緯や開局へ向けての計画などが説明された。
同社・大泊吉博社長は冒頭で、「南十字星コミュニケーションが昨年より活動を開始してきたコミュニティーFMの申請作業が順調に進んでいる。認可されれば石垣エリアは2つのFMが発信するようになる。経済的な自立を実現させ、地域の発展のために頑張りたい」とあいさつ。
続いてポータル、メディア、ソリューション事業担当取締役の喜納正雄さんが「専門業者による電界調査を行った後、なるべく早期に申請、6月の予備免許取得を目指している」と計画を説明。「『星の数だけ幸せがある。』をステーションコピーとして、地域の情報をグローバルに発信できるメディアミックス型のFMを目指す。地域の経済活動と次世代の子どもたちの成長を支援し、夢のある社会の実現をサポートしていきたい」と意欲をみせた。
沖縄県議会議員で番組審議委員の高嶺善伸さんは「新しい時代が来ている。この事業を八重山の役に立ててほしい。地域や世界へ向けての情報発信を通して八重山の理解者が増えてくれば、地域の振興発展、子どもたちの教育にも良い影響がある。離島は特に情報が必要。あらゆるメディアを活用して地域に貢献してほしい」とあいさつ。
石垣市商工会会長の大原正啓さんは「若い優秀な人材の力で新たな技術を活用してこの事業を成功させてほしい。事業の立ち上げは、八重山の経済的発展につながるので期待したい」と話した。
石垣市議会議員の平良秀之さんが「台風での飛行機の運行状況やキャンセル待ち番号などの情報をぜひモバイルでも見られるようにしてほしい。私たちもさまざまな手段でしっかりと正確な情報を伝えていきたい」と話した。
コミュニティーFMは全国に216局が開設されており、沖縄県内は8局。石垣島ではFMいしがきサンサンラジオが2007年7月に開局している。