石垣市のJAゆらてぃく市場駐車場で7月3日、「JAまつりINやいま」が開催された。
地産地消を実現するために石垣島の農産物を食べてもらい、その良さを広めるのが目的。朝採れ野菜や石垣牛の販売、郷土芸能やお楽しみ抽選会など多彩なイベントが地元や観光で訪れた人たちを楽しませていた。13回目の開催となる今年は「石垣島オクラの日」と重なり、オクラ料理の試食会や詰め放題100円といったオクラ関連のイベントも開かれた。
販売の一番人気は、石垣島和牛改良組合が用意した牛汁と牛そばで、用意した400食分は午前中で完売した。野菜と石垣牛の販売もその鮮度と価格から人気を集め、いずれも当日中に完売した。石垣の農産物を広めるため、無料で行われた試食会と野菜苗の配布は、一部行列となった。
イベントでは地元学生と八重山古典民謡保存会が、やいま地域伝統の民謡や琉舞を披露した。スイカの早食いとビールの早飲みは多数が参加し、観客も参加者も楽しんでいた。石垣―那覇往復航空券や自転車などが当たる抽選会は昼夜2回開かれ、大いに盛り上がった。
同JAの長尾蓮さんは「今年は観光客の来場が増えうれしいが、もっと地元の人にも来てほしい。来年はインパクトのあるイベントで、今まで以上に集客を図りたい。石垣産を利用した焼きトウモロコシは地元でも知られていない存在だが、早めに完売したことで味に自信が持てた。今後も地元産の農産物をPRしていきたい」と抱負を語る。
閉会セレモニーであいさつした同JAの大城勉理事長は「地域の消費者に喜ばれるわったーJAを目指し、役職員一丸となり、地域の皆さんと歩んでいきたい」と結んだ。