早寝・早起き・朝ごはん運動の取り組みを報告-石垣で教育実践報告会

「早起き・早寝が大切なわけ」をテーマに講演が行われた

「早起き・早寝が大切なわけ」をテーマに講演が行われた

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 石垣市学力向上対策・道徳教育実践報告会が2月13日、石垣市民会館大ホール(石垣市浜崎町)で行われた。

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 開会行事では、石垣市学力向上対策委員会委員長の波平長吉さんが「2005年から3年間、研教育委員会指定『基礎学力向上推進地域』として、基礎学力の定着を図るために取り組みを行ってきた。今回は最終年次のまとめにもなる。これまでの成果と課題を踏まえ、今後の教育へ生かしていく」とあいさつ。沖縄県教育庁八重山教育事務所所長の金城文雄さんは「石垣市は地域の特性を生かした特色ある指導で、児童生徒たちの活躍が目覚ましいものがある。教育委員会での『早寝・早起き・朝ごはん運動』の取り組みも高く評価されるもの」と激励の言葉を述べた。

 市指定道徳教育推進校である伊野田小学校が「豊かな心をはぐくみ指導の工夫~異年齢集団の活動をとおして~」をテーマに研究発表したほか、市学対事務局の浦崎善一さんが学力向上対策実践報告を行った。

 講演では、東京北社会保険副院長で「子どもの早起きをすすめる会」の発起人でもある神山潤さんが講師を務めた。神山さんは「人は周期24時間の地球に生かされている動物。人は寝て、食べて、はじめて活動ができる」と説明し、「どれかひとつが欠けても駄目。寝ること、食べること、活動することをバランスよくとることが大事。何故早く寝て、早く起きて、朝ごはんを食べるのかを先生がしっかりと理解して、子どもたちに伝えてほしい」と話した。参加者からの「早寝・早起きの時間はどれくらいか」という質問に対して、「これは住んでいる環境などで違ってくるが、自分たちで考えさせることが大事。子どもたちがいろいろな体験をして、こうすれば自分の体は調子がいいというように自分の体の声をきけるようになってほしい」と神山さん。

 会場には市内の幼稚園をはじめとした小中学校の教師たちが訪れ、真剣な表情で話を聞いていた。併せて「花と緑あふれる学校コンクール」の表彰も行われた。受賞校は以下の通り。
最優秀賞=みやとり幼稚園、宮良小学校、白保中学校
優秀賞=なぐら幼稚園、まきら幼稚園、平真小学校、川原小学校、伊原間中学校
優良賞=あらかわ幼稚園、しらほ幼稚園、新川小学校、野底小学校、名蔵中学校
奨励賞=かわはら幼稚園、平久保小学校、石垣中学校

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